今年の6月~8月の3か月予報をみると、平年に比べて気温は高め!と予想されています。
ここ数年、夏が来ると… 毎日のように「熱中症に気をつけてください!水分の補給を忘れずに!」と呼びかけています。気温が30℃を超えれば誰だって注意すると思いますが…
まだ気温が、それほど高くないこの時期に注意している人は、少ないのではないでしょうか?
しかし本当に注意しなければいけないのは、5月から6月にかけてのこの時期なのです。
昨年の東京都のデータを見ると…
7月に31.2℃を記録した日に126人、33.6℃の日は142人が熱中症で救急搬送されています。また8月後半の32.5℃の日は74人だったのが、9月頭の32.3℃の日にはわずか3人しか救急搬送されていません。
気温だけで、判断はできませんが… 暑さに慣れていない夏の前半は、気温が少し高くなっただけで、自律神経が対応できずに熱中症になる可能性があります。
『暑熱順化』という言葉があります。少しずつ暑さに慣れさせて、暑い場合には適切に汗をかかせられるように自律神経を調整できれば暑い夏でも体調を崩すことはありません。
ただこの時期は、まだ暑さに慣れていないので、前日に比べて急に暑くなると、自律神経が対応できなくて、汗をかけずに体内に熱がこもり体調を崩すことがあります。
このような時にも漢方薬がお役に立てます。漢方薬で、自律神経を手助けして、体内にこもった熱を発散し、水分調整もしてくれるのです。
熱中症は、いつ誰がどこでなっても不思議ではありません。
予防のために漢方薬を準備しておくと、助かります。
特に自律神経の働きが衰え始めた高齢者やまだ自律神経の働きが未熟なお子様には、準備が必要です。
お子様のスポーツ時(野球・サッカー・ミニバス等)には、パフォーマンスの向上にも役立ちます。