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松村八九四八

秋が深まるとともに…


肩こりがひどくて… 何もする気にならなくて… 人に会うのがおっくうで…

熟睡ができなくて… 一度、目が覚めると、眠れなくて…

秋が深まり、冬が近づいてくると… 何かしら物悲しい気分になったり、寂しさを感じることが増えてきて、些細なことでも気になってしまう… そんなことってありませんか?

人類の祖先は、およそ200万年前にアフリカで誕生したと言われています。そして現生人類のホモサピエンスは、約25万年前に現れて現代まで続いています。また1万年前に中国で農耕が始まり、作物が定期的に収穫されるようになって、定住化が進み、その後人口が爆発的に増加しました。

それまでの人類の生活は、放浪をしながら木の実や昆虫、果物の採集、うさぎやねずみなどの小動物の狩猟、魚や貝類を獲る漁労で食料を得ていたと考えられ、この期間のほうがはるかに長い歴史があります。春から夏にかけては、食べ物が豊富にあったので、それほど困らなかったはずですが、冬になると、寒いうえに食料はわずかしかないために❝実りの秋❞は、冬に備えて栄養(❝寒さ❞に耐えるために特に脂肪)を蓄える時期で、もしも食べ物が得られなかったら❝死❞を意味します。

そんな過酷な状況を乗り越えた人達だけが生き延びた結果、現在の私達が生存しています。

このような歴史から秋は、❝生❞と❝死❞を分ける季節だったと考えられます。

こんな時に〝能天気〟に遊んでいた人は、絶滅していたはずで、寒さ厳しい冬に備えて不安や心配、恐怖を抱えながら日々の生活を必死になって営んでいたはずです。

そのような祖先を持つ私達は、冬が近づくこの時期になると、これといった理由もないのに

❝不安感❞や❝心配性❞、❝気持ちの動揺❞を感じてしまうのは、DNAに刻み込まれた本能とも言える自然なことなのです。

この時期に❝不安感❞や❝気分の落ち込み❞、❝焦燥感❞を感じると…

「病気かもしれない…?」と病院を受診すると、検査等に異常がなければ、『自律神経失調症』と診断されて、不安があれば『抗不安薬』眠れなければ『睡眠導入剤』が処方されます。

でも元々、この時期の不安感は、❝寒さ❞に耐えられるように「せっせっと食べなさい!」と本能が指示しているもので、そのために自律神経の交感神経を優位にしているだけです。

ただそれが少しオーバー気味になっているだけなので、過剰になった交感神経を落ち着かすことができれば解決します。この作業ができるのは『漢方薬』だけだと考えています。

適切な『漢方薬』で、この時期を不安なく過ごしましょう!

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