一年間に8cm!さらに10cm以上も伸びて、
この調子で伸び続ければ大丈夫!と思っていたら…
急に伸び悩んでくるのが、グ~ンと伸びてから2年後くらいからです。
なかには、グ~ンと伸びる時期さえなかった…という人もいます。
そして高校生になると、ほとんど伸びていない…
もしかすると、このまま伸びないのかも…
と心配になっている人もいるのではありませんか?
日本人の平均身長は、第二次大戦後伸び続けていたのに
平成になってからは、伸び悩んでいます。
遺伝子の影響という人もいますが、遺伝子はわずか数十年で変化することはありません。
それよりも生活環境の変化のほうが大きい!と思われます。
特に睡眠時間の少なさは、厚生労働省の指摘にもある通り、
「日本の子供たちは国際的にみて慢性的な睡眠不足」です。
深夜0時以降に就寝する中学生は22%、高校生は47%ですし、
また寝る直前までスマートフォンやパソコンを使っている子供は、なんと52%!
この状態では、頭が冴えてしまって❝深い眠り❞につけません。
食事でも、とりあえず空腹感を満たせばいい!ということで、
高カロリー・高塩分・多量の砂糖を含むジャンクフードやファーストフードを
清涼飲料水で流し込むという食べ方をしていたら…
どうしても必要とするタンパク質やビタミン・ミネラルが不足して、
伸ばそうにも伸びない…状態になってしまいます。
『寝るor寝ない』は、本人の自覚が大切!なことはもちろんです。
また睡眠時間とともに睡眠の深さも大切です。
深い睡眠をとると、成長ホルモンが大量に分泌されるからです。
実は❝深い眠りに導くためには体力も必要!❞です。
体力がないと寝つけたとしても眠りが浅くなったり、途中で目が覚めてしまいます。
体力をつけようとすれば、まず❝ご飯❞と思いがちですが…
❝お米❞や❝小麦❞は体を動かす燃料にはなりますが、体を作る材料にはなりません。
成長期の体を作り、身長を伸ばすために必要な成長ホルモンは、タンパク質を元に作られます。そのため身長を伸ばそうとすれば、まずタンパク質が必要です。
タンパク質には、植物性と動物性のタンパク質がありますが、