現在、認められている食品添加物を組み合わせれば、どんな味でも作ることは可能だと阿部先生は、話されます。
実際に目の前で、マーガリンやイチゴ味のチョコレート、袋ラーメンのスープの素まで、アッ!という間に作ってみせました。さすがに味までは確認する気にならなかったのですが、臭いや色は、市販されているものとまったくそん色ありません。そのスピードと手際の良さは、マジックショーを見ているようで… 会場では、感嘆の声があがりました。
食品メーカーが、『安全』とは言い切れない食品添加物を利用する理由は、①安い ②簡単 ③便利 ④きれい ⑤美味しくなる ために使用しているそうです。
たとえばイチゴジャムをイチゴと砂糖だけで作ったとすると、100g550円になるのですが、食品添加物を使用すると…
原材料は、水飴・砂糖・イチゴ・ペクチン(ゲル化剤)・クエン酸(酸味料)・PH調整剤・イチゴ香料となり、100g150円になるそうです。
味が変わらなくて、価格が1/3以下になれば、どちらを選びますか?
ということです。
価格が安いものには、それなりの理由があるということです。
だからといって高ければ良いものだ!とは言い切れませんが…