新年度が始まって3週間… 新しい学校、クラス、職場にもそろそろ慣れてきた頃ではありませんか?
新しい環境の中で、希望に満ちて緊張した日々を過ごし、毎日張りつめて勉強に仕事に取り組んでいると、本当は疲れているはずなのに…
気持ちだけが高ぶって、「疲労感」を感じなくなることがあります。
この場合の「疲労感」とは、脳を通して感じる「疲れている感覚」のことです。
疲れているのに… がんばり続けるのは人間だけ!?
人間以外のあらゆる生き物は、❝疲れ❞を感じると回復するまで休みます。
〝百獣の王〟といわれるライオンは、どれだけ空腹でも、「疲労感」を覚えたら迷わずに獲物を追うのをやめて、体を休めます。
ところが人間だけは、「疲れ」がたまっていたとしても《やりがい》や《達成感》を心の支えにして責任感が強くて頑張る真面目な人ほど「疲れていることに気づかない」状況が起こります。
その結果、疲れているはずなのに疲れていると感じない…
「疲労感」のない「疲れ」=『隠れ疲労』がたまり、この状態を続けていると、最悪の場合、『過労死』や『突然死』を引き起こすこともあります。
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このようなこと… 近頃、感じていませんか?
「これといった原因もないのに、最近なんだかグッタリしている…」
「よく寝たはずなのに、どうも疲れが取れていない…」
私たちの体には、これ以上頑張り続けると危ないから注意して!という警報装置が備わっています。注意の警報が発令された時に、私たちに知らせてくれるサインが、❝疲れ❞と❝発熱❞と❝痛み❞です。
高熱が出た!痛くて動けない!といった場合には、 誰もがおとなしく休むと思います。
でも、中には解熱剤を飲んだから… 痛み止めを飲んでいるから…と、警告を無視する人もいるかもしれません。
その点、疲れの場合は、見た目にはわからないし、他の人が頑張っているのに自分だけ休むのは申し訳ない… 怠け者と思われるのはイヤ!と、つい無理をしてしまいがちです。
『隠れ疲労』のサインは、次の機会に…