November 25, 2019
「いつまでも若々しくありたい!美しくいたい!」と、思うのは老若男女に関係なく、万人の願いだと思います。
ただ多くの人は、『加齢』が『老化』を引き起こしていると思っています。
「歳をとれば誰もが『老化』するのは仕方ない…」
この考えがそもそも間違っています。
『加齢』を止めることは、誰にもできません。
でも、身体が正常に保とうとする働きを維持できさえすれば、『老化』のスピードを遅くして、同じ年齢の人よりもはるかに若々しくいることは可能です。
そのためには、まず『老化』の仕組みを知ることが大切です。
私たちの身体は毎日、古くなったものは廃棄【破壊】して、新しいものに置き換える【生産】=新陳代謝をくり返して、生命を維持しています。
「最近、老けたなぁ…」と感じている人は、【生産】と【破壊】のサイクルに狂いが起きて、【生産】よりも【破壊】が優先されているのかもしれません。
大人の細胞は、286種類37兆個の細胞で構成されています。
それに対して赤ちゃんは6兆個の細胞で生まれてきます。
大人になるまでに6倍も細胞を増やすことになるのですが、その間、【破壊】と【生産】を続けていても【生産】が優先されています。
また、どの細胞も同じようなサイクルで【破壊】と【生産】をくり返すのではなくて、細胞の働き方が大きく、労働力の重いものほど寿命は短くなります。
たとえば腸壁の細胞は、わずか約3~5日で新しい細胞が古いものと入れ替わります。
皮膚は、およそ1か月で入れ替わりますし、骨細胞にいたっては10年以上かけて入れ替わります。
また全身へ酸素を運ぶ赤血球は120日、出血を止める血小板は2週間で入れ替わります。
『赤血球が入れ替るのに120日』と聞くと… 「ずいぶん長いなぁ~」という感想を持つかもしれません。
でも細かく見ていくと、赤血球は1秒間になんと!約300万個も【破壊】と【生産】をくり返しています。
それだけ酸素を全身に届けようとすれば、古い細胞だと効率が悪いために常に新鮮で、元気な赤血球を作り続けなければならないということです。
細胞はタンパク質と脂肪からできている!?
私たちの身体は、水分が60%、タンパク質が20%、脂肪が20%でできています。
水分を除くと、45%が脂質、43%がタンパク質、残りの11%がミネラルとビタミン、糖質は1%未満になります。
細胞も同じ構成割合になるのですが、【破壊】と【生産】をくり返しながら『老化』を防いで、いつまでも若々しくいたい!と願うならば、常に良質の脂質とタンパク質を補給しなければなりません。
「近頃、シミやシワが目立ち始めて…」
「髪の毛が薄くなって…」
「何かと元気がなくなって…」
といった方たちは、まず細胞から作り直すことを考えてみてはいかがでしょうか?
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