❝内臓脂肪❞は『中年以降』に増えやすい!?
脂肪は、『皮下脂肪➡内臓脂肪』の順にたまります。
特に女性は閉経すると、内臓脂肪が増えやすくなります。
女性ホルモンには皮下脂肪をためる働きがあるのですが、
閉経すると女性ホルモンの分泌は激減します。
そのため閉経後は、内臓脂肪が2倍以上のスピードで増えやすくなります。
その脂肪!!何から作られているか?ご存知ですか?
「体にたまる脂肪は、脂だから…そのもとはお肉の脂や植物油に違いない!!
だからダイエットするならカロリーの高い油脂を避けて、
カロリーの低い食品を摂るべきだ!」と思っている人は多いはずです。
しかし体にたまる脂肪(体脂肪)は【糖質=炭水化物-食物繊維】から作られています!
ご飯やパン、めん類といった【糖質】を食べると、消化・吸収されて、
ブドウ糖となって血液中に入り、血糖値が上がります。
血糖値が上がったままだと、血液が粘って、流れが悪くなりますし、
そのままにしていたら… やがて糖尿病になるかもしれないので、
すい臓からインスリンを出して、ブドウ糖を筋肉や肝臓に取り込みます。
もしも1日3食、ご飯やパン、めん類を食べて、体を動かさないでいると…
ブドウ糖を筋肉や肝臓にためられる許容量をオーバーして、受け入れ不能になると…
今度はインスリンが脂肪細胞に働きかけて、
ブドウ糖を中性脂肪として蓄えるように働きます。
しかもインスリンには体脂肪の分解を抑える働きもあるので、
インスリンは別名❝肥満ホルモン❞とも言われます。
実際に肥満大国アメリカで、太るのは脂質の摂りすぎが悪い!カロリーを減らすべきだ!と、全米をあげて1日の摂取カロリーに占める脂質の割合を減らした結果、
逆に肥満率が倍増した!という悲惨な結末を招いてしまいました。